子宮頸がんワクチンについて
子宮頸がんワクチンはヒトパピローマウイルス(HPV)の中でも一番悪性の高い16型と18型に効果のあるサーバリックスを使用します。
接種方法は腕の筋肉に注射する形で、約6ヶ月の間に3回行い、初回から1ヶ月後に2回目、6ヶ月後に3回目を行います。
途中で妊娠などした場合はその時点で次の接種は中止になるので注意が必要です。
またワクチン接種の時にすでに感染している場合ヒトパピローマウイルス自体の除去やそれを起因とする疾病の治癒には効果がありません。基本的には予防接種の効果しかありません。
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子宮頸がんワクチンの副作用
ワクチン接種の際には副作用があるのも事実です、一般的に摂取の際多く見られる症状としてかゆみ・あかく腫れる・注射部分の痛み等があげられさらに吐き気・下痢・腹痛なども意外と多いのも現実です。
これは体がウィルスに対抗して起こる現象で普通は数日程度で収まってきます。
その他にも風邪のような筋肉の痛みや関節の痛み、体のだるさや頭痛なども起こります。
少し頻度はさがりますが、じんましん・発熱・注射の部分が異常に腫れたりしこりになったりします。
重篤な副作用として失神・動悸やアナフィキラシーのような激しいじんましんや呼吸困難が起こったりします。
子宮頸がんワクチンの費用
1個の値段が1万2千円プラス諸費用で2万円程度になる計算です。
現在国・地方でワクチン助成金を行っており年齢や状況によっては無料になったりとするケースもあるので、自分の住んでいる各都道府県に問い合わせて対象になるかどうか調べてみると良いでしょう。
ワクチン接種後も検診・検査は必要
子宮頸がんワクチン接種後数年間は予防効果がありますが(明確な予防効果期間はまだ発表されてませんがメーカー等では約6年という意見もあります。)それでも定期的な健診・検査は必要です。
それはすでに感染していた場合や16型と18型以外のウィルスに感染して体質的にそれが原因で子宮頸がんを発症する確立もあるからです。
そういう意味も含めて一番効果のある予防策は定期健診が重要であることは変わりありません。
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